2011年05月27日

ルータの冗長構成 VRRP AR550S、AR560S 

ルータの冗長構成をするにあたり、VRRP機能を利用して、トラブルの発生したルータからバックアップルータへの自動切り替えを行う設定を考えます。

インターネット接続が重要性を増してくる昨今、このような構成の必要性が高まることかと思います。

特に、ネットワークの保守契約でよくあるのですが、ルータなどがトラブルを発生してからメンテナンスに保守サービスが来ます。保守サービスが来る間、トラブル対応をしている間、ずっとインターネット接続は停止してしまうんですね。

インターネット接続の停止が業務に直結する場合などでは、たとえ1時間でも止めたくないのが心情です。

そこで、絶対とは言わないものの、ルータの冗長構成をしておけば、そういった事態もある程度回避できるかと。

では、構成を。


まずは、今回掲載する構成の簡単な図です。

VRRP.jpg


マスタールータとバックアップルータがあり、お互いにIPなどの設定は完了しているものとします。
それぞれのインタフェースにVRRPを設定し、クライアントPCはバーチャルIPをゲートウェイにして接続していきます。

マスタールータがダウンすると、自動でバックアップルータが優先設定になり、マスターに昇格します。マスタールータがアップすると、バックアップルータはバックアップに降格し、マスター側に引き継がれます。

ではコンフィグを。

>>>

>>>

<マスタールータ>
#IPアドレスを設定します。
enable ip
add ip int=vlan1 ip=192.168.1.1
add ip int=eth0 ip=192.168.10.2
#ルートを上位のルータに向けます。
add ip rou=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 int=eth0 next=192.168.10.254

#VRRPの設定を行います。
enable vrrp
#eth0にVRID=1を割り当てます。
#バーチャルIPアドレスは192.168.1.3とします。
#マスタールータとするため、バックアップルータよりも優先度を高くするのでpriorityを
#101に設定します。
create vrrp=1 over=vlan1 ipaddress=192.168.1.3 priority=101

#VLAN1がダウンした時に、マスタールータの優先度を下げます。
add vrrp=1 monitoredinterface=vlan1 newpriority=99

#上記同様です。
create vrrp=2 over=eth0 ipaddress=192.168.10.4 priority=101
add vrrp=2 monitoredinterface=eth0 newpriority=99


<バックアップ側>
#IPアドレスを設定します。
enable ip
add ip int=vlan1 ip=192.168.1.2
add ip int=eth0 ip=192.168.10.3

#ルートを上位ルータに向けます。
add ip rou=0.0.0.0 mask=0.0.0.0 int=eth0 next=192.168.10.254 metric1=2

#VRRPを設定します。
enable vrrp
create vrrp=1 over=vlan1 ipaddress=192.168.1.3
create vrrp=2 over=eth0 ipaddress=192.168.10.4



この設定でとりあえずVRRPでの冗長構成は可能です。

各ルータのインターフェース(eth0、VLAN1)がダウンした場合に、自動で切り替わります。

ただし、リンクが有効な場合は切り替わらないんですけどね。
つまり、LANケーブルが外れたなどのダウンの場合には、きちんと稼働するんですが、途中に
HUBなどがあると、リンクはしているものの、その先に到達できない場合があります。
そういった場合は、この設定だと自動で切り替わらないので、ちょっと工夫が必要かと。

とりあえずVRRPの基本ということで。


posted by Debring at 15:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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